のののののーと

30代後半から将棋で初段を目指すブログ

指す将順位戦記 対四間飛車

こんにちは ののの です。
今日は指す将順位戦5回戦 対ファンタさん を振り返ろうと思います。
対局日時は8月8日で、書こう書こうと思いながら遅くなってしまいました。

 

▲7六歩 △8四歩 ▲6六歩 △6二銀 ▲1六歩 △1四歩▲6八飛

f:id:amanozo:20200820120444p:plain

戦型はノーマル四間飛車居飛車の対抗型になりました。
ファンタさんは振り飛車党で石田流も指されますがこちらが2手目に飛車先を突いた為、そうそうと角道を閉じて四間に飛車をふってこられました。

△4二玉 ▲4八玉 △3二玉 ▲3八銀 △5二金右▲3九玉 △8五歩 ▲7七角 △5四歩 ▲7八銀 △3四歩▲5八金左 △4四角

f:id:amanozo:20200820120831p:plain

こちらは最近の主力であるミレニアムに囲っていきます。
主力ではあるものの使いこなせてはいないので来月出る高橋道雄先生のミレニアムの本が気になっています。

▲6七銀 △2二銀 ▲2八玉 △3三桂▲4六歩 △4二金寄 ▲3六歩 △3一金 ▲4七金 △2一玉▲3七桂 △3二金寄 ▲5六歩 △5一銀 ▲5八銀 △4二銀▲5七銀 △7四歩 ▲4五歩 △5三角 ▲8八飛 △9四歩▲9六歩 △7五歩

f:id:amanozo:20200820121158p:plain

囲いが出来て一安心なので仕掛けていきます。
なんとなくいけそうな気がしたので7筋から仕掛けていきましたが、この仕掛けは成立していなかったように思います。

▲同 歩 △7二飛 ▲4六銀 △7五飛▲3五歩

f:id:amanozo:20200820121330p:plain

この▲3五歩を見落としていました。
これで桂馬が助かりません。△同角▲同銀△同歩も考えたのですが、どうなんでしょう・・?

△7六歩 ▲6八角 △5五歩 ▲3四歩 △5六歩▲3三歩成 △同銀右 ▲3四歩

f:id:amanozo:20200820122444p:plain

なにか出来ないかとわたわたしているうちに玉頭にくさびを打ち込まれます。
△同銀ととっても先ほど△7六歩▲6八角の交換をいれてしまっているので▲3五歩が激痛です。一気に崩壊しそうな不安もありますが、なんとか凌げないかと考えてました。

△2四銀 ▲3六桂 △3五歩▲2四桂 △同 歩 ▲3五銀 △7七歩成 ▲同 桂 △7六桂

f:id:amanozo:20200820122846p:plain

耐えながら銀をバックアップしている6八の角を排除したいこの手に期待しました。
飛車を横に逃げてくれれば△6八桂成▲同飛△3五角が飛車に当たっていますし△7七飛成もあるなぁと夢をみていました。

▲6五桂 △6四角 ▲2四銀 △6八桂成 ▲3三銀打

f:id:amanozo:20200820123314p:plain

両取り逃げるべからずの格言通りファンタさんは手抜いて攻め合いを選択します。
攻め合いといってもこちらは攻めあえる体勢が整っていません。しかし▲6五桂△6四角により、こちらの角が良い場所に移動したのでこの交換はこちらが得だったのではと思います。

△2三歩▲3二銀成 △同 金 ▲3三金 △2四歩 ▲3二金 △同 玉▲6八飛 △7九飛成 ▲5八飛 △2五角

f:id:amanozo:20200820123629p:plain

なんとか凌いで反撃開始です。△2五角は最後に目障りな3四の歩を取ってしまおうと保険をかけつつ打ちましたが、△6七角と飛車を狙いにいったほうがよかったかもしれません。このあたりでは少し指しやすくなったかなと思いました。

▲5六飛 △5五銀▲同 飛 △同 角 ▲4六銀 △4七角成 ▲5五銀 △3九銀

f:id:amanozo:20200820124332p:plain

優勢かと思ったところで、この△3九銀が大悪手でした。
▲1七玉と逃げる手をうっかりしていました。こちらの玉は詰まないので△3九銀にかえて△4九龍とすれば詰めろですし、次に龍と馬どちらかを取られても後手玉はつんでしまいます。ここからはするすると逃げられて将棋は振り出しに気持ち的には敗勢になりました。

▲1七玉 △1五歩 ▲4七銀 △4九龍 ▲4四歩 △1六歩▲2六玉 △1五金 ▲3六玉 △3五歩 ▲4六玉 △3六金▲4五玉 △4七龍 ▲5四玉 △5二飛 ▲5三桂成 △4四龍▲同 銀 △6四金 ▲4五玉 △4四歩 ▲5六玉 △5三飛▲6七玉 △7五桂 ▲7六玉 △3七金 ▲8二飛 △5二歩▲5一角 △4二銀 ▲同角成 △同 玉 ▲5四歩

f:id:amanozo:20200820124822p:plain

お互い秒読みでわけのわからないままばたばた進み、この▲5四歩でようやく勝ちを意識しました。確信は出来てなかったですけど角が入ったので先手玉はきっと詰むのではないかと感じてました。

△5八角▲7七玉 △7六銀 ▲7八玉 △8七銀成 ▲7九玉 △7八歩▲6八玉 △6七桂成
まで134手で後手の勝ち

f:id:amanozo:20200820125035p:plain

ここで先手の投了となりました。以下▲5九玉△4八金で先手玉は詰んでいます。

本局はそうそうに桂損してしまいその後も攻められる時間が長かったですが、凌ぎきって優勢に持っていけたのはよかったと思いますが、決め手のところでもう少し深く考えなければいけませんでした。最終的には勝つ事ができましたが、負けてていてもおかしくない将棋でした。自戦記を書くのがとても遅くなってしまったことも反省点です。

対局してくださったファンタさんありがとうございました。