のののののーと

30代後半から将棋で初段を目指すブログ

自戦記 四間飛車

こんばんは のののです。
今日は将棋倶楽部24大阪道場で先日対局した島ノ葉さんとの対局を振り返ります。
▲7六歩 △3四歩 ▲6六歩 △3三角 ▲6八飛

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本局はこちらから飛車を四間に振りました。
島ノ葉さんは対抗型党なので相振りは無いと判断しました。
△6二銀▲1六歩 △1四歩 ▲3八銀 △4二玉 ▲4六歩 △5二金右▲3六歩 △3二銀 ▲3七桂

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藤井システムちっくに駒組みを進めます。
藤井システムはもともと左美濃を破るために開発されたはずなので
相手の左美濃は大歓迎です。またこちらが先手なので後手はまだ飛車先を延ばせておらず早い攻めがないのでゆっくりやりたいことがやれました。
△3一玉 ▲4八飛

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▲7七桂や▲7八銀をいれてからのほうがよかったかもしれませんが、
飛車を右四間にふりもどします。無理やりタテの将棋にしたかったのでここまでは作戦通りです。
△8四歩▲7八銀 △8五歩 ▲7七角 △9四歩 ▲9六歩 △7四歩▲6七銀

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こちらの守備陣と相手の攻撃陣の整備が行われます。ここでは雁木を選択しました。
こちらも左美濃でもよかったのですが、角交換したときに雁木の方が気にするところが少ないかなと思いました。しかし1段目の飛車に弱いので飛車は絶対渡さないと心に決めました。
△6四歩 ▲4七銀 △6三銀 ▲7八金 △7三桂▲5六銀右

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防御を固めつつ右銀を腰掛ましたが、先に▲5八金や▲6九玉のほうがよかったかもしれません。
△5四銀 ▲6九玉 △6五歩

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ここで後手が仕掛けてきました。後手玉は3一ですが、すでに美濃の中なのに対して先手玉は▲5八金と指せてないので城の外にいるようなものなので△2二玉▲5八金の交換をいれると損と判断したのだと思われます。
▲同 歩 △同 桂▲3三角成 △同 桂 ▲6五銀

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△6五歩の仕掛けに強く▲同歩と取りこちらのほぼ想定通りに進みました。
▲3三角成では△同銀もあるかなと思ったのですが、美濃の形を壊さず△同桂でした。
駒損ではありますが6五に桂馬が残っては気持ち悪いので▲6五銀とりましたが、▲5八金としたほうが良かったかもしれません。
△同 銀 ▲6六歩

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当然の△同銀に当初は▲7七桂と跳ねる予定でしたが△6六歩と打たれると
以下▲6五桂△6七歩成▲同金△8六歩でこちらが悪くなりそうなので予定変更して6六歩と銀を追い返します。
△5四銀▲2六桂 △2四歩 ▲7三角 △8一飛 ▲6四角成

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△5四銀と引く一手に今度はこちらの番なので▲2六桂と打ったのですが、先に▲7三角や守りを固める▲5八金など他に有力な手があったかと思います。
この辺りは形勢は駒損ですが馬が作れたのと好きなことをやっているので悪くはないと思っていました。
△2三銀打▲4五桂

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△2三銀打は考えてなかった手でした。このままでは△2五歩で桂を捕獲されてしまうのでここで精算を迫ります。
△同桂▲同歩に△2五歩なら▲3四桂と跳ねて△同銀なら▲4六桂と両取りに打とうとたくらんでました。またここで△2五歩には▲5三桂成が厳しいですし△同銀には▲同歩で後の▲7二銀が楽しみです。
△同 桂 ▲同 歩 △2五歩 ▲3四桂 △同 銀▲4六桂

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第一希望の進行になりました。この後△4五銀(右左のどちらがいいかわからない)にどちらかの銀を桂馬で取り▲同銀に△7二銀とする予定です。△5一飛の時に▲6三銀成がある?ので△4五銀は左のほうがいい気もしますけど1筋2筋が薄い気がするので右のほうがいいような気もします。正直わかりません。
△3七角 ▲3四桂 △3三歩 ▲2二銀
まで59手で先手の勝ち

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ここで後手の投了となりました。
△3七角は飛車にあてているのと香取りと、桂馬が跳ねた時に馬が抜けるので厳しそうなのですが、ここでは▲3四桂が詰めろなので逆に角が抜かれてしまうという罠でした。△3七角はこの形のときに頻繁に出てくるので△3七角があるということ、そして▲3四桂が詰めろということがわかっていたのでよかったのですが、指される前によめてなかったらかなり焦って気づかなかったかもしれないのでラッキーでした。


本局は対抗型党の島ノ葉さんに対して無理やり相居飛車にしてしまおうと駒組みを進めたのですが、飛車を振りなおすのがやはり早かったのではないかと思います。
もっと四間飛車で闘うという意思を見せるべきだったかもしれません。
気持ちの問題ですけど。。。
全体的に指しやすいと思っていましたが、細かい形勢はよくわからりません。
互角と思ってる部分もこちらは2手損して居飛車をしてるのでもしかしたら後手の方がよかった場面も多々あるのではないかとも思います。
その辺りの形勢判断もきちんとしなければと思いました。
島ノ葉さん対局ありがとうございました。