指す将順位戦記 対四間飛車
こんにちは のののです。
今回は先日対局しました指す将順位戦入れ替え戦ネブラスカさんとの一局を振り返っていこうと思います。
指す将順位戦は約半年間かけて行われる大会で、参加者は各クラス(今期はＳ級、Ａ級１~3組、Ｂ級１～４組）に分かれてリーグ戦（人数が多いクラスはランダムで組み合わせが決まる）を11回戦まで戦い各クラス上位２名もしくは3名が上のクラスに昇級、下位は降級してしまうという本当の順位戦を模した大会になっています。
本来の順位戦と違うのは昇級出来なかった上位2名と降級にならなかった下位2名による入れ替え戦を行いその結果によって来期の所属が入れ替わるというところです。
今期Ｂ４で4位の ののの とＢ３で下位４番目だったネブラスカさんが対象になり本局が組まれました。
▲７六歩 △８四歩 ▲７八銀 △８五歩 ▲７七角 △７二銀▲６八飛
戦型は四間飛車になりました。
振り飛車か居飛車かわからないでだしで、こちらが角替わりを避けたかったので本譜のような進行になりました。この時点で７二銀が少し使いにくいような気がして６二にあがるべきだったのかなと思いました。
△５二金右 ▲４八玉 △１四歩 ▲１六歩 △３二銀▲３八玉 △３一角 ▲６六歩 △５四歩 ▲６七銀
引き角ぽいことを目指しますが、どうやら引き角は右金が６一のまま駒組みをしたほうがいいらしいですね。この局面で△８六歩▲同歩△同角▲８八飛△７七角成▲８二飛成△６七馬と進んだときに金が６一と５二では大違いです。
△５三角▲８八飛 △４二玉 ▲２八玉 △３一玉 ▲３八銀 △２二玉▲５六銀 △６四歩
直ぐにはしかけられないので駒組みを進めます。知ってる形を作りチャンスを待とうという作戦です。
▲４六歩 △６三銀 ▲３六歩 △３四歩▲４五銀 △３三銀 ▲３七桂 △２四歩 ▲５八金左 △５五歩
露骨に銀挟みを狙っていきます。直前の▲５八金左にかえて▲５六銀などだとまだまだ駒組みが続いていたと思います。
▲６五歩 △４四歩 ▲６四歩 △同 角 ▲３四銀 △同 銀▲６八飛 △４二角 ▲５五角 △３三銀
銀を得したので自陣に打ち込みます。攻めに使いたかったのですけど、負けないぞという意思表示も兼ねて守りを固めて負けない将棋を指そうと思っていました。
▲７七角 △３二金▲４七金 △６二飛 ▲９六歩 △６四銀 ▲８六歩 △６五銀▲８五歩 △６六歩 ▲８四歩 △８二飛
4筋を逆襲していきますが、ここで△８二飛と８筋も戦場にしたのが悪く、シンプルに△７六銀▲６六飛△同飛▲同角△６九飛としたほうがよかったかもしれません。
▲８八飛 △６七歩成▲５五角 △７六銀 ▲８三歩成 △８七歩 ▲８二と △８八歩成▲９一と △８九と ▲８二飛 △４三金右 ▲８一飛成 △７五角
飛車交換になり龍を作られてしまいましたがこちらもいい位置にと金がいるので角と連動させます。この時点ではこちらが少し優勢だと思います。
▲６六歩 △同 と ▲３五香 △同 銀 ▲同 歩 △５七と▲３四銀 △同 銀
ここで先手の猛攻を受けますがここでは△同銀ではなく先に△４七と としたほうがよかったように思います。仮に▲３三銀なら△同桂▲４六銀△２五桂打とすればこちらが先手を取れました。
▲同 歩 △同 金 ▲３五歩 △４七と▲３四歩 △３七と
△３七と は本局一番の悪手だと思います。こちらの角の利きを勘違いしてしまい、いっきに寄ると勘違いしてしまいました。かえて△３六桂でどうだったでしょうか
▲同 銀 △６八飛 ▲５八歩 △４三銀▲３三銀 △同 桂 ▲同歩成 △同 玉 ▲３四歩 △同 銀▲４一龍 △４二金打 ▲１一龍 △２二銀
一気に負けにしてしまったと思いましたが、粘れるものは粘ろうと思い自陣に金駒を投入します。竜をどこかに閉じ込めてしまえば9筋方面の入玉も見えてくるのではないかと思っていました。
▲１四龍 △２五桂
△２五桂が期待の一手でした。先ほどの△２二銀の時に打つ手もあったかも知れません。先手から▲２五桂と打たれるのも嫌だったのでぴったしの手だったように思います。
▲４五桂 △４三玉 ▲３三歩 △３七桂成 ▲同 玉 △２五桂▲２六玉 △３五銀打 ▲１五玉 △１三香 ▲同 龍 △同 銀▲２六桂 △１四歩 ▲同 桂 △同 銀 ▲同 玉 △２三金
まで120手で後手の勝ち
ここで先手の投了となりました。
本局は序盤のリードを中盤にかけてちょっとづつ拡大していけた気がしますが、そこから悪手が続いて一時期は逆転してしまったような気がしますが、最後は少し残っていてよかったです。将棋の内容は反省するところばかりですが、今期の指す将で入れ替え戦に進めて勝つ事が出来てよかったです。来期はＢ３という1つ上のクラスで戦うことになるのでより気を引き締めて成長していけたらと思います。
対戦してくださったネブラスカさんありがとうございました。
